自分自身の子供時代や、
自分の上司への見方を考えてみれば
わかると思うのですが、
子供も部下も
想像しているより はるかによく
あなたの動きや言動を見ています
新鮮味のない指摘かと思いますが
わかっていても
対応 出来ているかどうかは別で
「そんな事言うなら まず自分がやれよ」
なんて思われているリーダーに限って
大概 自覚がありません
(自分を客観視するのは難しい…)
私も会社員時代
管理職として苦労したところでもあり、
現在は親として
背中を見られ続けている立場でもあります
今回は私の経験から、
自分のアプローチを変えるだけで
チームワーク力がアップした方法を
まとめてみました!
1人に返した反応は 全員に返したと同意
部署内の誰かがミスをして
あなた(上司)に怒られているとします
リーダーが考えているのは
・今このミスをどう訂正するか
・再発防止にはどうしたら良いのか
目の前の問題解決に終始します
もちろん仕事ですから
問題解決はするのですが、
その時に周りにいる他の部下が見ているのは
あなたの問題解決能力よりも
自分がミスしたらどういう対応をされるか
もしもあなたが
ミスと関係ない過去のことまで引っ張り出して
怒鳴り散らしていたら、
「バレない内に自分で解決した方が良さそう」
と思わせますし
反対に、ミスした原因を一緒に考え
チームとして解決していく姿を見せれば
「何か間違えても一緒に取り組んでくれるのか」
という安心感を与えられるかもしれません
兄弟もそうですよね
上の子が怒られるのを見て学んでいる下の子は
世渡り(親渡り)上手が多い気がします (笑)
「叱り」だけでなく「褒め」も同様で、
人間みんな基本的には
「認められたい」「褒められたい」
という思いがあるので
あなたが褒めて、評価する内容は
あなたが「求めているチーム像」
「理想とする目標」を示すのと同じです
短気で嫌味な上司には
報告も相談もしづらく、
チームの情報が集まりませんが、
一緒に問題解決する姿を見せている上司は
チームの一員として
報告や相談を受けるので
詳細な情報が集まり、
協力し合うことで 自分の求める結果を
チームリーダーとして残しやすくなります
このように
リーダーの普段の言動・行動は
チームづくりそのもの
と言えます
パフォーマンスも必要なスキル
「そんな部下のことばかり考えて
発言してられない」というのも
わかります
ですが、あなたが
より良いチームを作りたい
リーダーとしてチームを引っ張りたいと
考えているのなら、
初めは「パフォーマンス」も必要です
なんか策略的で 嫌かもしれませんが(笑)
・(わざと)必要な声かけをする
・見られていると分かった上で
【評価する】【叱る】
(その内容でチームの方向性を示す)
このためにはまず
自分の目標達成に必要なことを洗い出して、
協力して貰うにはどう振る舞えば良いか?
深掘りしてみましょう!
【部下が自己判断で行動し、ミスしてもフォローが出来ずチーム全体に影響が出る】
という悩みがあるとします
自分に原因があるとしたら何か?
これを考えてください
その答えが、
あなたが取るべき行動
=パフォーマンスでも良いから取るべき行動
です
・相談しにくいのかもしれないから
進捗や問題がないか 聞くようにしてみる
・「〇〇さんの意見を取り入れて〜しました」
とチームメンバーを評価する姿を見せる
・ミスが発覚しても指示するだけでなく、
メンバーの一員として実務も行い、解決する姿を見せる
あなたが トライ&エラーで頑張る姿も
必ず見られていて
気づく人は気づきます
その時に一緒になって
チーム作りを頑張ってくれるメンバーこそ
あなたの変化に気づいた人ですから、
大切にして一緒にチームを作り上げていきましょう
評価されることで
みんなのやる気も上がっていきます
まとめ
リーダーがチームメンバーに対してする
「対応」「発言」「反応」は
その相手以外の
【外野】も全員が見ていて
それに応じて
身の振り方を変えています
この事実を理解し、
自分の行動に落とし込めていないと
「何でこんなに言っているのに 協力しないんだ」
「自己判断でミスされても私の責任じゃない」など
リーダーが
問題を他責で捉えることにつながります
「こうしていきたい」という
ビジョンがあるのなら
それに近づけていくために行動するのは
リーダーの仕事です
自分がチームに出来るアプローチを変える
見られていることを自覚した上で
自分の部下への「対応」「発言」をする
(最初はそれがパフォーマンスでもOK)
そのパフォーマンスだって
あなたの「努力」です
後ろめたさを感じる必要はなし!
育児を考えてもらえば
いかにパフォーマンスだらけか わかりますよ (笑)
感じている以上に
「嬉しい!凄いね〜!」と喜びを表現しますし、
本当はそこまで怒ってなくても
「今後のために」と
しっかり叱ることもします
「相談してくれてありがとう!」と伝えることで
【親にはいつでも相談して良いんだよ】と
示すことだってあります
なので家族以外も同様に、
チームづくりには
リーダーが行動・背中で見せる
言葉で相手に伝える
これが大切で、
有効な手段だと言えるのではないでしょうか
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